たまねぎを調理するときは、切ってしばらく時間をおいてから
たまねぎを切っていて涙が出てくるのは、硫化アリルという成分が原因。たくさん切っていると涙が出てきてたまらなくなりますが、この硫化アリルこそがたまねぎの栄養、特に血液をサラサラにしてくれる効果の源です。
ところがこの硫化アリル。加熱すると成分が変化してしまうという難点が。ですから、なるべく生で食べるのが一番なのですが、それでは食べられる量に限界があります。
そこでおすすめなのは、たまねぎを加熱する際には、切ったあと、しばらくそのまま置いておくこと。細胞が壊れると酵素の働きで熱に強くなるようなので、その酵素が効き始めるまでしばらく放置しておくと、熱でも硫化アリルが壊れにくくなります。
また硫化アリルは水に溶けやすいため、あまり長時間、水にさらさない方がいいでしょう。