緑黄色野菜の王様「ケール」

独特の苦みと香りを持つケールは、栄養価が高い緑黄色野菜として人気があります。

βカロテンは人参の約2倍、カルシウムも牛乳の2倍、そのほかにもビタミン、ミネラル、食物繊維、ルテイン、メラトニンなどの栄養素の宝庫と呼ばれ、様々な健康効果が期待されています。

目の健康維持にもおすすめなケール

視野がぼやけたり、ゆがんで見える黄斑部変性症という眼病をご存知でしょうか。米国では中途失明の原因1位で、日本でも4位となっています。

黄斑部変性症の危険因子には、加齢、喫煙、太陽光などが挙げられますが、太陽光の中でも紫外線や青色光線は視細胞を傷つけやすく、黄斑部変性症にも関係するといわれています。そんな有害な光を吸収し、網膜を酸化から守ってくれる成分がルテインです。ルテインは体内で作ることができないため、食品から摂取しなければなりません。

ケールにはルテインが豊富に含まれており、毎日摂ることをおすすめしたい野菜です。

ちなみにルテインの一日の摂取目安量は10~20mg程度と言われています。これは生のケールで約25g~50gに相当します。ケールは葉っぱがとても大きいので1枚食べれば十分摂れますが、独特の風味ということもあり生葉を毎日食べるのはなかなか難しいと思います。そんなときは市販の青汁を利用しては如何でしょうか。