緑黄色野菜のはなし

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意外?緑黄色野菜は日本だけ

ーそもそも「緑黄色野菜」はどんな野菜のことをそう呼ぶのでしょう?「緑黄色」と言うぐらいだから、色なんでしょうか?

「いえいえ、色は関係ないんですよ。厚生労働省の基準では、 可食部100g当たりカロテン含量が600mg以上の野菜の事を緑黄色野菜と呼びます。意外に思うかもしれませんが緑黄色野菜という名称は、英語では存在しないんですね。

こちらは日本人の健康を考えたときに、重点的にとってもらいたい体に良い成分が含まれているお野菜を緑黄色野菜と名付けた日本特有のものなんです。つまりお野菜の中で特に意識して摂ってほしい健康優良野菜=緑黄色野菜ととらえていただけるといいと思います」

―なんと、緑黄色野菜という分類は日本にしか存在しない。日本人のために必要な野菜の選抜だということですね。

「そんな緑黄色野菜に含まれているβカロテンは、強い抗酸化作用を持っているので、身体全般の老化防止や、肌・髪・爪を健康に保つといった効果があるといわれています。
βカロテンはニンジンのようなオレンジ色をした成分で、体にとりこまれると、まずは表皮に表れて、外からの刺激から体を守ってくれます。紫外線の強い時期、あるいは花粉の時期、鼻や目をいじってしまいがちな季節などには、特に積極的に摂ってほしいのが緑黄色野菜です」

生でなく、加熱するといい理由

―素晴らしい効果のある緑黄色野菜ですが、その良さを実感するには、やはり余計な手を加えず生で食べるのが一番いいんでしょうか?

「もちろん生でも良いのですが、生のままですと食物繊維が固いまま残っているので、栄養素を取り込む効率が悪いのも事実です。
そこでお野菜を加熱すると食物繊維が柔らかくなり、栄養素が取り込みやすくなります。特におすすめなのは、ポトフなどの煮物にして、汁ごと食べていただく。あるいはピューレにして食べていただくと栄養の吸収が良くなりますね」

―なるほど。生の状態が一番いいというわけではないんですね。

ジュースでは野菜の栄養は摂れない?

―一部では野菜ジュースではあまり野菜の栄養が摂れないと言う人もいます。これは本当なんでしょうか?

「一般的に野菜ジュースがいけないと言われる一番の理由は、野菜に含まれている食物繊維が一緒に摂れない、ということからです。ですから搾汁されたタイプの野菜ジュースには、もしかしたらそういう物もあるかもしれません。
しかしミリオンの緑黄色野菜ジュースは、お野菜を丸ごと煮詰めてピューレにしたポタージュのような濃厚野菜ジュースですので、お野菜の食物繊維を一緒に摂ることができます。摂れる食物繊維は、小ぶりなレタス1個分にもなりますから、お野菜の栄養を余すことなく摂ることができますね。赤ちゃんの離乳食に使われるピューレがベースになっているので、身体へのなじみも違います」

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