香りの強い野菜が血栓予防の働き

今の日本人は、飽食や大食により、血液がドロドロになってきているようです。それがひどくなると、血管にコレステロールがたまって、幅を狭めたりするなど、血流を邪魔します。これが動脈硬化です。さらに血流が悪くなると、血液が凝固しやすくなり、血栓をつくりだす要因となります。   「血栓を予防してくれるのが、セロリ、ニラ、青ジソ、パセリ、赤・黄ピーマン、トマト、ニンニク、ネギ、タマネギ、アスパラガス、アシタバ、春菊、カイワレ大根、チンゲン菜、キュウリなどの野菜です。これらは、おもに香りの強い香味野菜であり、その香味野菜に含まれる香味成分ピラジンに、血液をサラサラにする作用があることが、東邦大学医学部・椙山女子学園大学の共同研究(試験管レベルや動物実験、ボランティア実験)によって明らかになっています」 (周東寛『病気にならない食事法』(講談社、2007年) 普段、何げなく、食べていたニンニクやネギなどは、おいしいだけでなく、カラダにも優しい食材のようですので、積極的に食していきましょう!