疲れた胃腸をリセット!無理なく効果的な「断食」のやり方は?

ダイエット法や健康法として注目を浴びる「断食」。
ここで言う「断食」とは、宗教的な意味合いを持つ長期間の断食とは異なり、半日から1日程度食事を控えることで疲れた内臓を休ませることが目的のもので、「プチ断食」「ファスティング」などとも呼ばれています。

ここでは、ダイエットや健康のための断食についてお伝えします。

胃腸を休ませることでさまざまな効果が!

毎日3食きちんと食べることは、規則正しい生活リズムという意味では良いのですが、胃腸は休みなく働き続けていることになります。
また、時として必要以上の栄養を摂り過ぎている場合も。
短期間の断食を行うことで、疲れた胃腸を休ませ、調子を整える効果が期待できます。
胃腸の働きが良くなり、便秘解消の効果も! 血流が良くなることによる免疫機能が上がるとも言われます。

また、食事を抜くことでエネルギー不足の状態になると、身体の脂肪が分解され始めます。
余分な体脂肪の分解は、ダイエットや生活習慣病の予防につながります。

ただし、あまり長期の断食を行うと、体脂肪だけでなく筋肉も分解されてしまうので注意が必要です。
また、飢餓状態が長時間続くことにより、身体がエネルギーを消費しないようになり、代謝が下がりかえって痩せづらくなってしまう場合も。
ダイエットや健康目的で断食を行う場合は、長くても丸一日までとしましょう。

断食初心者はまず1日1食の断食から

断食で不調やリバウンドを起こさないためには、心身にストレスが少ない方法で行うのが大切です。
初心者は、1日1食のみ断食することから断食の習慣を取り入れるのがおすすめです。
また、水分以外何も口にしないという方法ではなく、低カロリーで栄養価の高い飲み物などを食事代わりにする方法から始めるのが良いでしょう。
ミネラルや食物繊維の豊富な「ニンジンジュース」がおすすめです。

・夜だけ断食
出かけないで過ごした休日など、普段より活動量が少なかった日の夜だけ断食する方法です。
夜は食べたものが体脂肪に変わりやすいので、この時間に断食することで1日のカロリー摂取量が消費量に対して多すぎになるのを防ぎます。

・朝だけ断食
前日、夜遅くまで飲食していた日の翌朝など、朝食だけ断食する方法です。
ニンジンジュースなどでしっかりと栄養&水分補給することでデトックス効果が期待できます。

丸一日の断食は準備と復帰が大切!

1食のみの断食よりもう少し本格的に丸一日かけて断食を行う方法もあります。
この場合、身体に無理なく断食するために、断食前後の準備と復帰をしっかりと行うのが大切です。
週末の休日などを利用して、休前日から準備を始め、1日断食、翌日復食という形で実行するのが良いでしょう。

【金曜日】準備
断食前は、断食に向けて通常の食事よりやや量を減らしておきます。
昼食は腹八分目、夕食は通常の半分の量で、就寝の3時間前までに済ませましょう。
また、水分はしっかりと摂っておきましょう。

【土曜日】断食
土曜日は、丸一日断食します。
ニンジンジュースなど、低カロリーで満腹感を得られ、栄養のある飲み物を食事の代わりにしましょう。
この他にも水分はしっかりと摂りましょう。
断食中は趣味や好きなことに集中することで、空腹を感じづらくなります。
ただし、激しい運動は避けましょう。

【日曜日】復食
断食で胃腸を休ませた後に、いきなり普通の食事をすると不調やリバウンドの原因に。
断食後初の食事となる朝食にはお粥がおすすめ。
ゆっくりとよく噛んで食べましょう。
この日は昼食、夕食も通常の量の半分~7割程度までに抑えて、少しずつ通常の食事に戻すようにしましょう。

断食の目的は、あくまでも疲れた胃腸を休ませてその調子を整えることにあります。
食べないことで心身が心地良く感じる範囲で行うようにしましょう。


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