心臓病を防ぐポリフェノールの抗酸化作用
ワインを食生活の中でよく飲んでいるフランス人。そのため、フランス人の心臓病死亡数が少ないそうです。
実は、赤ワインのポリフェノールに心臓病を予防する効果があると言われています。心臓病は特に、狭心症や心筋梗塞、不整脈等の総称ですが、特に多いのが、心臓に血液が行きわたらないことから発症する「虚血性心疾患」です。この主な原因が「動脈硬化」だと考えられています。
「動脈硬化は、血管の内側に脂肪などが蓄積して血管を狭め、血液の流れを悪くしてしまう症状ですが、その動脈硬化を促すものの一つに活性酵素があります。活性酵素は悪玉コレステロールを酸化して変質させてしまいます。そこへ免疫機能が働いて、変質した物質を異物とみなして包み込むのですが、その状態のまま血管に沈着してしまい、結果、血管を狭めてしまうのです。ポリフェノールにはこの活性酵素を取り除く抗酸化作用があるので、『日常的に赤ワインを飲んでいるフランス人には、心臓病が少ない』ということになるのです」
(周東寛『病気にならない食事法』(講談社、2007年)
ポリフェノールは目に優しいだけでなく、病気予防にも繋がるということで、積極的に摂取していきましょう。
2013年10月25日 5:04 PM | カテゴリー: 病気体質を改善する栄養成分