正月太りは早めにリセット!寒い季節のダイエット術
お正月もあっという間に過ぎ、またいつもの日常が戻ってきました。
そんな中『ファスナーが上がらなくなって焦った』『ズボンがピチピチしてる』との話が社内でもチラホラ聞こえてきました。
冬は一年で最も体重が増えやすい時期といわれています。それは冬眠前の動物と同じで、皮下脂肪を厚くして寒さから身を守ろうとする自然の摂理ともいえます。だからといって諦めず、冬には冬のダイエット法がありますので上手く取り入れて増えすぎた体重をリセットしましょう。
寒くなると血行が悪くなり、代謝も滞ります。すると汗や尿などの水分は排出されずにカラダがむくんでいきます。特に末端はむくみを感じやすい部位であり、寒い日の夕方に足がむくんでブーツが履けなくなるのはこのせいです。
じつは冬太りの正体はむくみであることも多いのです。
したがって血行を良くするだけで、むくみも解消し体系がシャープになることが多くあります。
その1:筋トレ
脂肪燃焼にはウォーキングなどの長時間ゆっくり行う有酸素運動が効果的といわれます。しかし寒い季節に屋外で長時間運動するのはとても大変なことです。そんな方には暖かい室内でできる「筋トレ」をおすすめいたします。
というのも、筋肉は熱を作り出す場所でもあり、基礎代謝アップを目指すなら筋肉量を増やすことが有効だからです。
もちろん筋肉ムキムキになる必要はありません。最初のうちは今ある筋肉量を落とさないように無理なく体を動かす筋トレからはじめましょう。
ちなみに筋肉が落ちると、転倒骨折のリスクが高まりますので年配の方は食事を
【リビングでできる簡単筋トレ】
①片足立ち(足の筋肉を鍛えます)
1.イスの後ろに立ちます。
2.足は肩幅に開き、片手をイスの背もたれに置く。
3.片足の膝を引き上げて、床から5~10cmほど持ち上げ、そのまま1分姿勢を維持します。このとき呼吸は止めず、ゆっくりと呼吸しましょう。
4.もう片方の足も同じように持ち上げます。
②両足浮かせ(腹筋や腰回りの筋肉を鍛えます)
1.イスに浅く腰掛けます。このとき、背もたれに背中をつけないようにします。
2.その状態のまま両足を少しだけ床から浮かせ、1分キープします。このとき呼吸は止めず、ゆっくりと呼吸しましょう。
3.可能であれば1分キープして30秒休憩し3~5回行います。
その2:カラダを温める食材を選ぶ
東洋医学では、体を温める性質があるかどうかで食品を「陽性」「陰性」「中性」に分類します。陽性の食材は、寒い地域や季節に育つもの、土の中で育つ根菜、暖色や黒の色味が多いようです。
この季節は根菜が美味しい季節です。またピリッと唐辛子や生姜を加えた料理をおすすめします。
その3:カラダを温める入浴法
カラダを芯から温めるには血流を良くすることが大切です。それにはある程度長く浸かることが必要です。血流が良くなると、むくみの原因である滞っていた水分も排泄されます。おすすめは38~40℃のぬるめのお湯で10~15分ほどゆっくりと浸かること。もしくは半身浴でもう少し長めに入るのもよいでしょう。
その4:プチ断食
クリスマス、忘年会、お正月…と大きなイベントが多いこの季節はついつい食べ過ぎてしまうことも。
そんな日の翌日は一食だけ抜いてみるのも手です。プチ断食は胃腸を休めてあげる意味でもおすすめです。ただし食事を抜くとカラダは冷えやすくなります。その時には温かい白湯を飲むようにしたり、いつもより肌着を1枚多く着て寒さ対策を行ってください。
ミリオン管理栄養士:大森貴舟
2020年1月16日 11:07 AM | カテゴリー: 病気と肥満の関係性