塩の摂りすぎに注意

普段の食生活で、何気なく摂っている塩分。摂りすぎに注意しましょう。塩分が体内にあると、脂肪肝や脂肪膵、腎萎縮などを引き起こす原因になるそうです。また、日本は胃ガン大国ですが、それにも理由があるそうです。

「私たちの胃は粘膜によって保護されているため、強力な酸である胃液も、通常は胃液の細胞を傷つけることはありません。しかし塩はその粘膜を溶かして胃液を無防備な状態にしてしまいます。(中略)そこに、刺激の強いアルコールや煙草の煙、食べ物のコゲ、ワラビやフクノトウに含まれる発ガン性物質、そのほかさまざまな有害物質が入ってくると、細胞が傷つけられてガン化する危険性が高まります」

(周東寛『病気にならない食事法』(講談社、2007年)
日本人は、胃ガンになりやすい体質といわれますが、実はそうではなくて、塩を摂りやすい食生活(例えば、お味噌汁など)が影響されているようです。これからは、塩分の過剰な摂取も気をつけて健康な食生活をおくっていきましょう。