野菜嫌いの子供に野菜を好きになってもらうには?

野菜嫌いの子供には頭ごなしに「食べなさい!」と言っても余計にその野菜が嫌いになっていくだけ
です。
まずどうして野菜を食べる必要があるのかをきちんと説明してあげるようにしましょう。

子供なりに理解して“野菜を食べるのは大切な事なのだ”という事を感じる事が出来れば野菜に対してのイメージも変わっていきます。

「ニンジンやトマトを食べれば風邪をひきにくくなって元気に遊べるよ」
「緑の野菜も食べないと身長が伸びないのよ」

などと、子供にもわかりやすく教えてあげる事が大切です。

また、実際に野菜が育つ様子を見せてあげたり、美味しく食べている所を見せてあげると自然と自分から野菜に興味をもったり食べてみようという気持ちになってくれたりします。

強制的に食べさせようとするよりも、子供の方から進んで食べようという気持ちにさせる工夫が大切になります。

細かく切った野菜を増やしていく

嫌いな野菜が目に見えて入っていなければ子供は意外とあっさり食べてしまう事もあります。

子供に気づかれないように野菜を細かく切って料理にいれてみましょう
それが食べられれば、その後徐々に野菜の量を増やしていきます。
そうする事で、野菜の味に対する耐性や慣れが無意識に身についていくので気がついたら食べられるようになっている事もあります。

野菜嫌いの子供が一種類嫌いな野菜を食べられるようになればそれが本人の自信になり、もっと他の苦手な野菜にも向き合うようになってくれます。

また、細かくする事により苦味や独特の匂いも気にならなくなるので野菜嫌いの子供にとってはとても食べやすくなるはずです。

調理方法を工夫してみる

野菜嫌いの子供には“何故その野菜が嫌いなのか”それなりの理由があるはずです。
味が嫌いなのか?灰汁が苦手なのか?臭いが苦手なのか?どうして嫌いなのかの理由を探ってみましょう。

野菜嫌いな理由がわかれば、その部分を軽減する様な調理方法を考えてみましょう。

同じ野菜でも蒸す・焼く・煮るなど料理方法を変えるだけでも味や食感、匂いが変わるはずです。
味が苦手な野菜は味付けを変えてみたりして工夫してあげる事で野菜嫌いな子供でも食べられる方法が見つかるはずです。

子供は素直なので一度食べて美味しいと思えば他の調理方法で作っても挑戦する気になってくれます。

そうやって食べられる調理法を広げていけばそのうち苦手意識もなくなっていくでしょう。
そして少しでも食べられたら毎回褒めてあげる事が大切です。

野菜嫌いな子供には「食べさせる」のではなく「好きになってもらう」事を考えるようにすれば子供も前向きに挑戦しようという気持ちになってくれます。

野菜ジュースにしてみる

野菜嫌いの子供の中には野菜の食感や見た目が嫌だという子も多くいます。

いきなり苦手な野菜をそのまま料理にして出されてもなかなか口にする気にはなってくれないので、そういう時は野菜ジュースから入ってみるのも良い方法です。

嫌いな野菜と甘めの果物を一緒にミキサーにかければ格段に飲みやすい味になりますし、野菜ジュースには色々な野菜が飲みやすいように調合されていますので野菜嫌いの子供にも抵抗なく、ジュースとして美味しく飲めるものがあるはずです。

野菜ジュースならば野菜の栄養をしっかり摂れる上に、美味しいジュースに野菜が使われている事を知れば、「野菜って美味しいものなのかもしれない…」と思うきっかけにもなります。