緑茶・紅茶・ウーロン茶がガン細胞をやっつける

緑茶にはカテキンが含まれています。また、紅茶やウーロン茶も緑茶を発酵させたものなので、同様に活性酵素を叩く抗酸化作用があるそうです。

 

「カテキンはガン予防の効果が大きいといわれています。その発見は、静岡県の緑茶をよく飲む地域には、ガンによる死亡者が少ないという研究が発端でした。お茶からしか摂取できないカテキンには、ガン細胞を自滅へ誘導するとともに、血管新生を抑制する作用があるのです。血管新生は既存の血管から派生する新しい血管を指しますが、ガン細胞に栄養を運び、増殖や転移を促進させることが確認されています。動物実験でも、皮膚ガン、胃ガン、十二指腸ガンを抑制する効果が見られました。緑茶をよく飲む人には、胃ガンの死亡率が少ないという調査結果も出ています」

(周東寛『病気にならない食事法』(講談社、2007年)

 
鎌倉時代に中国から伝わったお茶は、最初は薬として飲まれていたようです。どうしてもジュース等に気をとられがちな方もいらっしゃるかと思いますが、日々の生活の中で、「緑茶を飲む」という習慣も心がけていきたいですね。